●私は毎週土曜の朝に、この一週間をふりかえるリフレクションを行い、それを元に日曜日の朝、次の一週間のねらいと計画を立てるルーティンを持っている。ずいぶんと長く続けているが、助けになることが多い。特にふりかえりを次のねらいにつなげることで、より自分らしく生きることを下支えしてくれているように思う。
●今日もいろいろふりかえったのだが、まずは最近の自分の感じに焦点を当ててみた。と言うのもこの一週間、基本的に自分に元気がないなと感じているて、何にでもよしやろうという感じは起きない。腰痛なども続いていて、エネルギーが出ない。時折、これが鬱状態かなと思う感じもあったからである。
●母の病気のことが原因なのかなと思っていたが、それだけではないなと気づいた。具体的にはコロナのことをふりかえっている中で、今1年ぶりの水準にまで感染が収まっていて久しぶりに平常が戻りつつある。私の家族も1年8ヶ月ぶりに外食して息子の誕生祝いをすることができた。会議などもあまり気にせず対面で行えている。
●そしてこのことがこれも今の私のエネルギーの出ない感じにつながっていることに気づいた。つまりちょっと危機を脱してホッとして、長いエマージェンシーモードを解いて、どっと疲れが出ているのだ。そしてこの災害で同時失ったものに目がいっているのだ。母の認知症状が進むなど失ったものが多いと感じているのだ。
●こうして気づいてみると、自分の状態に「これも無理はない」と思える。家族みんなが生き残れるように、しかも周りにできるだけ悪影響を与えないようにとずっと気を張っていたのだ。ちょっと気が緩んで疲れが出るのはごく自然だし、こうして気づいてみると、今の状態はむしろ望ましいものに思える。
●このようにリフレクションでは、出来事や事柄をふりかえるだけでなく、自分の今ここにある感じや気持ちに焦点を当て、気づきを得て、より自分らしく生きることにつなげることができる。11月14日のリフレクション勉強会では気持ちのリフレクションと題して、この辺りに取り組んでみたい。興味のある方はこちらをご覧ください。